Windows Azure Media Servicesは、マイクロソフトの提供するオープンで柔軟なクラウドプラットフォームWindows Azure上に提供されているメディア向けの取り込み、エンコード、ストリームサービスです。Windows Azure Media Servicesを導入することで、Adobe Flash、Android、iOS、Windows などのプラットフォームにメディアをストリーミング配信できる、スケーラブルでコスト効率に優れたエンド ツー エンドのメディア配信ソリューションを構築することできます。今回のサービス提供開始にあたり日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 パートナーソリューション営業統括本部長 佐藤 恭平氏は、 「ネクストスケープ社によるクラウド型の動画配信ソリューションの提供開始を心より歓迎いたします。コンテンツ分野において豊富な実績をもつ同社の構築ノウハウがクラウド上でサービス化されたことで、コンテンツ配信市場への新規参入が容易になり、事業成長に合わせた適正投資が可能になるものと考えております。今後も日本マイクロソフトは、ネクストスケープ社との連携を通じて、日本のコンテンツ市場の更なる拡大に貢献して参ります。」とコメントしています。
H.265は、世界標準化機構(ISO、International Organization for Standardization)によって、2013年1月25日に承認された次世代動画圧縮規格です。H.265の圧縮率は、現在使用されているH.264(ISO/IEC 14496-10)と比較し、およそ2倍となっています。また、H.265は8K(7680×4320ピクセル)の解像度を想定して作られており、スーパーハイビジョンをはじめとする映像コンテンツの更なる発展に貢献すると目されております。
ネクストスケープは、多くのコンテンツ配信業者様へ動画配信ソリューションの構築実績がございます。当ソリューションでは上記の構築で培ったWindows Azure上におけるDRMソリューションの開発ノウハウを元にPUX株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:深江 秀和)の開発するH.265エンコーダをWindows Azure Media Services 上に展開することで、クラウドプラットフォームの利点である柔軟性、拡張性、信頼性に優れたシステムを実現するためのコンテンツ配信向けサービスとして提供いたします。当サービスを利用することでH.265によって圧縮された動画を、PlayReady**によるDRM制御を行う為の暗号化を施し、配信することが可能となります。H.265に対応することにより、サーバーのデータ量、通信量を現在のおよそ半分にすることができ、スマートフォン等の急速な普及により、増大する動画配信のトランザクション削減を実現いたします。
ネクストスケープでは、今後も動画配信技術の更なる発展および普及を目指し、コンテンツホルダーとユーザーの双方が安心して利用できる最新のコンテンツ配信ソリューションの提供をしてまいりたいと考えております。